KDDI、許諾AI検索を開始

KDDI、許諾AI検索を開始

KDDIは2026年7月28日、対話型のAIサービス「Buffmee(バフミー)」の提供を始めました。特徴は、あらかじめ許諾を得た約150のコンテンツだけを情報源にする点です。ネット全体から寄せ集めるのではなく、出所の確かな書籍・雑誌・専門メディアの情報だけをもとに回答します。AIの誤情報や、記事の無断利用への不安に対する一つの答えといえます。

【出典元】出版・専門メディアと連携し、信頼性の高い情報と対話できるAIサービス「Buffmee」提供開始(KDDI News Room)

情報源を「許諾済み」に限定

一般的な生成AIは、どこから拾った情報かが分かりにくく、誤った内容をもっともらしく答えてしまうことがあります。Buffmeeはこの弱点をつぶすため、出版社や専門メディアから許諾を得た約150のコンテンツに情報源を絞りました。

回答には出典が明示され、引用元のURLから提供媒体へたどれます。「この情報を信じてよいのか」という不安を減らしつつ、情報を出した媒体側にも読者が流れる設計です。サービス名は、ゲームで能力を強化する「バフ」に由来し、「あなたが成長するAI」をコンセプトに掲げています。

検索から問題演習までこなす

Buffmeeは単に答えを返すだけでなく、学びや趣味を深めるための機能を幅広くそろえています。信頼できる情報源をもとに、次のような使い方ができます。

  • 検索・要約:関連箇所を抜き出し、指定した形式で分かりやすくまとめる
  • 分析・提案:比較や傾向の整理から、具体的なアドバイスまで示す
  • 問題演習・フラッシュカード:演習問題や暗記カードを自動生成し、学習に使える

関連画像の生成にも対応します。調べものだけでなく、資格の勉強や趣味の深掘りまで、一つのアプリで完結できる構成です。

1年間無料で使えるプラン

料金は無料版と有料版の2種類です。まず気軽に試せるよう、無料でも毎日一定回数まで使えます。

プラン内容
無料プラン1日100回までのトーク、1日10回までの画像生成
プレミアム(月額980円)トーク・画像生成が無制限、プレミアム限定コンテンツも利用可

さらにサービス開始キャンペーンとして、申し込み日から1年間、プレミアムプランを無料で使えます。App StoreまたはGoogle Playでアプリを入れ、au ID・Apple ID・Googleアカウントのいずれかで登録すれば始められます。

「ゼロクリック検索」への対抗策

Buffmeeが解こうとしているのは、メディア業界の課題でもあります。AIが答えを出すだけで元記事に人が訪れない「ゼロクリック検索」や、記事がAIに無断で使われる問題です。

Buffmeeは許諾を得た媒体だけを使い、出典と送客で応える設計にすることで、媒体とAIが共存できる関係を目指しています。なお同サービスは、KDDIが2025年10月に締結したGoogle Cloudとの戦略的協業をもとに開発されました。コンテンツを作る側にも利益が還る仕組みにした点が、他の検索AIとの大きな違いです。

まとめ

KDDIの「Buffmee」は、情報源を許諾済みの約150コンテンツに絞ることで、AI検索の「答えは出るが正しいか不安」という悩みに応えたサービスです。出典を明示して出所をたどれ、検索から要約、問題演習まで一つのアプリでこなせます。無料版に加え、新規なら1年間プレミアムが無料で試せるのも入りやすい点です。信頼できる情報だけをAIに調べてほしい人にとって、選択肢に加える価値があります。

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