「Studio Stock」登場。AI画像編集付き日本向けフォトストック
ノーコードWeb制作ツール「Studio」が、AI画像編集機能を備えた新しいフォトストックサービス「Studio Stock」を発表しました。デザインの現場で画像素材の扱いに悩む日本のデザイナーやブランド担当者にとって、強力な味方となりそうです。
AI画像編集付きの次世代フォトストック「Studio Stock」
「Studio Stock」は、AI(人工知能)を活用した日本向けの新しいフォトストックサービスです。単に写真素材を提供するだけでなく、AIによる高度な画像編集機能が一体となっている点が最大の特徴です。
主な機能
- 高品質なAI写真素材
AIによって生成された、高品質で多様な写真素材が提供されます。 - ワンクリックAI修正
複雑な操作なしに、ワンクリックで画像のクオリティアップや修正が可能です。 - AI背景透過
デザイン作業で手間のかかる、被写体の切り抜きや背景の透過をAIが瞬時に行います。 - AI比率変更
画像の主要な被写体をAIが認識し、WebサイトのバナーやSNS投稿など、必要なサイズ比率(アスペクト比)へ自然に調整します。
これらの機能により、Webサイト制作や広告クリエイティブ作成の現場で、画像に関する作業が劇的に効率化されることが期待されます。
商用利用の範囲と利用規約
「Studio Stock」は、発表された情報によると「商用利用も可」とされています。これにより、企業のWebサイトや広告、マーケティング資料など、ビジネスでの利用が可能になる見込みです。
このサービスを運営するStudio株式会社は、既存の「Studio利用規約」において、知的財産権の扱いを明確に定めています。
【参照元】https://studio.design/ja/whats-new/studiostock
既存の「Studio利用規約」に見る権利の考え方
学習した「Studio利用規約」では、サービスに関わる知的財産権について、以下のように厳密に定義されています。
- Studio側の権利(第16条)
サービス本体やStudioが提供するコンテンツ(ユーザー制作物を除く)の知的財産権は、Studioまたはライセンス許諾元に帰属します。 - ユーザーの権利(第18条)
ユーザーがサービスを利用して作成した「ユーザーコンテンツ」や「ユーザー制作サイト」の知的財産権は、原則としてユーザーに帰属します。 - テンプレートの権利(第17条)
出品者が提供する「テンプレート」の知的財産権は出品者に帰属し、購入したユーザーは非独占的な利用権を得ます。
「Studio Stock」での商用利用について
このように、Studio株式会社はコンテンツの権利関係を詳細に規定する運営方針を持っています。
「Studio Stock」で提供されるAI画像は、「商用利用可」ではありますが、それが既存の規約における「Studioが提供するコンテンツ」に該当するのか、あるいは「ユーザーがAIを利用して生成したユーザーコンテンツ」として扱われるのかによって、権利の帰属や利用範囲の詳細は変わってきます。
AIによって生成・編集された画像の具体的な利用範囲、禁止事項、権利の所在については、「Studio Stock」専用の利用規約やガイドラインで明確に示されることになるでしょう。利用者はサービス開始時にそれらの詳細を必ず確認する必要があります。
運営はノーコードツール「Studio」のStudio株式会社
このサービスを運営するのは、デザインの自由度が高いノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」を提供するStudio株式会社です。
すでに多くのデザイナーや企業から支持されている「Studio」が基盤にあるため、「Studio Stock」も既存の制作フローとシームレスに連携し、Webデザインのクリエイティブ作業をさらに加速させるツールとなることが予想されます。
まとめ
「Studio Stock」は、AIの力で画像編集の手間を削減し、商用利用可能な素材を提供する、日本市場に向けた新しいソリューションです。
Webデザイナーやコンテンツ担当者にとって、デザインのクオリティと作業スピードを両立させるための強力な選択肢となりそうです。利用にあたっては、サービス開始後に公開される詳細な利用規約を確認し、定められた範囲で活用しましょう。