Google「NotebookLM」スライドや図解を自動作成。資料作成の新機能が登場

Google「NotebookLM」スライドや図解を自動作成。資料作成の新機能が登場

【画像】Aibrary公式Pinterest

Googleが提供するAIノートブック「NotebookLM」に、資料作成の負担を大幅に減らす新機能が加わりました。これまでの文章要約や音声解説に加え、プレゼン資料や図解入り画像を自動生成する機能の登場です。ビジネスの現場ですぐに使える、具体的な活用イメージをご紹介します。

プレゼン資料をそのまま作成「スライドデッキ機能」

アップロードした資料をもとに、プレゼンテーション用のスライドを丸ごと作成する「スライドデッキ(Slide Decks)」機能が実装されました。

これまではテキストでの構成案作成まででしたが、今回のアップデートにより、デザインされたスライドそのものを生成します。用途に合わせて以下の2つのモードを選択可能です。

  • Detailed Deck(詳細資料向け)文字情報が充実しており、そのまま配布資料として読めるタイプです。会議の事前資料やレポートの共有に適しています。
  • Presenter Slides(プレゼン投影用)文字数を抑え、要点とビジュアルを中心にしたタイプです。スクリーンに投影して説明する際に活用できます。

生成されたスライドはPDF形式などで保存でき、資料内のデータに基づいたグラフや画像も自動でレイアウトされます。資料作成の初稿をつくる手間を大幅に削減できる機能です。

データを一枚の画像に要約「インフォグラフィック機能」

資料に含まれる統計データや複雑な情報を、AIが整理して一枚の画像にする「インフォグラフィック(Infographics)」機能も追加されました。

SNSでの発信や、企画書の表紙、レポートの挿絵など、視覚的に情報を伝えたい場面で重宝します。

  • サイズ選択: 横長(スライド用)、縦長(スマホ用)、正方形(SNS用)から選べます。
  • スタイル指定: プロンプトで「青を基調に」「重要な数値を強調して」といった具体的なデザイン指示が可能です。
  • 高い正確性: NotebookLM内のソース資料に基づいて描画されるため、一般的な画像生成AIに比べて情報の誤りが起きにくい仕様です。

まとめ

今回のアップデートにより、NotebookLMは情報の「整理」だけでなく、スライドや図解といった「成果物の作成」まで対応範囲を広げました。
スライドや図解の作成をAIに任せることで、私たちはより本質的な「内容の検討」に時間を使えるようになります。資料作成の強力なアシスタントとして、ぜひ日々の業務に取り入れてみてください。

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