北九州市、AIで問い合わせ24時間対応へ

北九州市、AIで問い合わせ24時間対応へ

【画像】Aibrary公式Pinterest

福岡県北九州市は、2026年2月2日から3月31日まで、小倉北区役所市民課において、AIエージェントによる電話対応業務の範囲を大幅に拡充し、24時間体制で市民からの問い合わせに対応する実証実験を開始しました。

出典元:AIエージェントが進化!市民課への問い合わせを24時間受付!

AIエージェント導入の背景と目的

北九州市は行政サービスの向上と業務効率化を目的として、AI技術の活用を積極的に推進しています。2025年9月から、小倉北区役所市民課において、マイナンバーカードに関する問い合わせにAIエージェントを導入する実証実験を開始しました。
この取り組みは、市民が時間や場所にとらわれず、必要な行政情報にアクセスできる環境を整えることを目的としています。

実証実験の概要と拡充内容

今回の実証実験では、従来のマイナンバーカード関連の問い合わせ対応に加え、以下の業務についてもAIエージェントが24時間対応を行います。

  • 転入や転出などの住民異動届に関すること
  • 住民票、戸籍証明書などの交付に関すること
  • 印鑑登録に関すること
  • 戸籍に関すること(出生、婚姻、離婚、死亡等)
  • 小倉行政サービスコーナーやコンビニ交付サービスの案内

これにより、市民は夜間や休日を含め、いつでも必要な情報を得ることが可能となります。

導入の効果と市民の反応

AIエージェントの導入により、市民課では1日あたり50〜70件の電話対応のうち、約3割をAIが完結処理できるようになりました。
これにより、月間約60時間の業務削減を達成し、職員はより複雑で専門性の高い案件に専念できる環境が整いました。また、24時間対応の実現は、市民の利便性向上にも寄与しています。

今後の展望と課題

北九州市は、「AI活用推進都市」として、市民ニーズを先取りした行政サービスの実現に取り組んでいます。本実証を通じて得られた成果を市全体へ展開し、引き続き「AI時代の新たな区役所モデル」の創出を目指しています。今後は、AIエージェントの対応範囲のさらなる拡大や、他の行政サービスへの適用も検討されています。

まとめ

北九州市のAIエージェント導入は、行政サービスの効率化と市民の利便性向上に大きく寄与しています。今後もAI技術の活用を進め、市民一人ひとりに寄り添った行政サービスの実現が期待されます。

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