Google、Spark拡張
GoogleはAIアシスタント「Gemini Spark」の大型アップデートを発表しました。macOSアプリへの対応に加え、Canvaやドロップボックスなど新しい連携先が5つ追加されています。
さらに、ニュースや株価の動きをリアルタイムで追いかける機能も搭載され、パソコン上での作業がより快適になっています。
【出典元】Gemini Spark Updates
MacでもSparkが使える
Gemini Sparkは、これまでスマートフォンやWebブラウザで使う前提のAIアシスタントでした。今回のアップデートで、Gemini macOSアプリからも利用できるようになっています。パソコンで作業しながらタスク管理や情報収集を頼めるので、スマホとの行き来が減り、作業の流れが途切れにくくなります。
ただし現時点では、月額料金の高いプラン「AI Ultra」の加入者向けベータ版という位置づけです。対象は18歳以上のユーザーで、提供地域はアメリカから始まります。日本での利用開始時期は明らかにされていません。
連携アプリが5つ増えた
Gemini Sparkは元々、Google TasksやGoogle Keepと連携してメモやタスクを管理できる機能を持っていました。今回の発表で、この連携先にCanva、Dropbox、Instacart、OpenTable、Zillow Rentalsの5サービスが加わっています。
たとえば、デザインツールのCanvaと連携すれば、Sparkに指示するだけで資料の下書きを作らせることができます。レストラン予約のOpenTableや食料品配達のInstacartとつながることで、外食や買い物の予定を会話ベースで組み立てられるようになりました。
加えて、企業や開発者が独自のツールをSparkに組み込める「カスタムModel Context Protocol(MCP)」という仕組みにも対応しました。MCPとは、AIが外部のサービスやデータとやり取りするための共通ルールのことです。これにより、Google純正のアプリ以外にも接続先を広げられる土台が整いました。
ニュースや株価を自動追跡
もう一つの目玉が、リアルタイムのトピック追跡機能です。Sparkはチャット画面の中だけで完結する存在ではなくなり、ニュース・スポーツ・金融・天気・ショッピング・SNS・ブログといった幅広い情報源を裏側で監視し続けられるようになりました。
気になる株価やニュースのキーワードを登録しておけば、状況が変化したタイミングでSparkが知らせてくれます。毎回検索し直す手間がなくなるため、情報収集にかける時間を減らせるのが利点です。
開発を率いた2人の説明
プロダクト管理ディレクターのAdam Coimbra氏とエンジニアリング担当バイスプレジデントのSrinivasan Venkatachary氏は、今回のアップデートについて、Sparkがチャット画面という枠を超えて、より広い作業をこなせる存在に進化しつつあると説明しています。
展開のスケジュール
今回のアップデートは2026年6月30日から段階的に展開が始まっています。Web版とモバイル版の新しいアプリ連携は1週間以内に、macOS版での連携は数週間以内に順次利用できるようになる見込みです。
まとめ
Gemini SparkのMac対応と連携アプリの拡大により、AIアシスタントを使ってできることの幅が広がっています。特にリアルタイム追跡機能は、日々の情報収集を効率化する実用的な機能といえます。現時点ではAI Ultra加入者向けのベータ版という制限がありますが、今後の対象拡大にも注目です。