Google Chrome、Gemini搭載へ
Googleは、同社のウェブブラウザであるChromeに、AIモデルGeminiを活用した新機能「オートブラウズ」を導入しました。この機能により、ユーザーは複雑なウェブ上のタスクをAIに任せることが可能となります。例えば、ホテルや航空券の価格調査、オンラインフォームの入力、予約のスケジュール設定、サブスクリプションの管理など、多岐にわたる作業を自動化できます。
現在、「オートブラウズ」機能は米国のGoogle AI ProおよびGoogle AI Ultraのサブスクライバー向けにプレビュー版として提供されています。無料ユーザーへの提供時期については、現時点で明らかにされていません。
出典元:
The new era of browsing: Putting Gemini to work in Chrome
Google adds Gemini AI-powered ‘auto browse’ to Chrome
サブスクリプションプランと料金
| プラン名 | 月額料金 | オートブラウズ利用可否 | 1日あたりのタスク上限 | ストレージ容量 |
|---|---|---|---|---|
| 無料プラン | $0 | 不可 | 該当なし | 標準 |
| AI Plus | $7.99 | 不可 | 該当なし | 200 GB |
| AI Pro | $19.99 | 可 | 20タスク/日 | 2 TB |
| AI Ultra | $249.99 | 可 | 200タスク/日 | 30 TB |
これらのプランは、ユーザーのニーズに応じて選択可能であり、特に「オートブラウズ」機能を活用したい場合は、AI ProまたはAI Ultraプランへの加入が必要です。
オートブラウズ機能の詳細
「オートブラウズ」は、ユーザーが指示した複数のステップからなるウェブ上の作業を、AIが自動的に実行する機能です。これにより、ユーザーは時間のかかる反復的な作業から解放され、他の重要なタスクに集中することができます。
With auto browse in Gemini in Chrome (now available for Google AI Pro and Ultra subscribers in the US), you can delegate routine tasks like shopping, scheduling, and digital paperwork.
— Chrome (@googlechrome) February 2, 2026
It’s designed to keep you in the loop and ask for your sign-off, so you can focus elsewhere… pic.twitter.com/o3Z0egaxUa
主な機能
- 価格調査:ホテルや航空券の価格を複数のサイトから収集し、最適なオプションを提示します。
- フォーム入力:オンラインフォームの自動入力を行い、手間を省きます。
- 予約管理:カレンダーと連携し、予約のスケジュール設定や管理をサポートします。
- サブスクリプション管理:定期購読サービスの状況を確認し、必要に応じて解約や更新を行います。
セキュリティとユーザー制御
Googleは、「オートブラウズ」機能の導入にあたり、セキュリティとユーザーの制御を重視しています。AIが重要なアクションを実行する前には、ユーザーの確認を求める設計となっており、例えば購入手続きやソーシャルメディアへの投稿など、ユーザーの許可なしに進行することはありません。
背景と今後の展望
「オートブラウズ」機能の開発は、Google DeepMindの研究プロトタイプであるProject Marinerに端を発しています。このプロジェクトは、ウェブブラウザ内での人間とAIエージェントの相互作用を探求し、オンラインショッピングや情報検索、フォーム入力などのタスクを自動化することを目的としていました。今回の「オートブラウズ」機能は、その研究成果を実用化したものと言えます。
今後、Googleは「オートブラウズ」機能の提供範囲を拡大し、より多くのユーザーが利用できるようにする計画です。また、他のGoogleサービスとの連携強化や、さらなるAI機能の統合を進め、ユーザー体験の向上を目指しています。
まとめ
GoogleのChromeブラウザに新たに追加された「オートブラウズ」機能は、AIモデルGeminiを活用し、ユーザーのウェブ上の複雑なタスクを自動化する革新的な機能です。
現在は米国のGoogle AI ProおよびGoogle AI Ultraサブスクライバー向けにプレビュー版として提供されていますが、今後の展開が期待されます。セキュリティとユーザー制御を重視した設計により、安心して利用できる点も魅力です。