Google AI Pro、5TBに拡大

Google AI Pro、5TBに拡大

Googleは2026年4月1日、月額$19.99(約3,000円)の「Google AI Pro」プランのストレージ容量を、これまでの2TBから5TBへ拡大すると発表しました。既存ユーザーも自動的に5TBへ移行されます。

追加料金は一切なく、料金は据え置きのまま容量が2.5倍になる大幅なアップグレードで、Gmail・Google Drive・Google Photosの共通ストレージとして利用できます。AIサービスと大容量ストレージをセットで提供することで、サブスクリプションの価値を高める狙いがあります。

【出典元】Google AI Pro plan getting 5TB of storage

月額据え置きで容量が2.5倍に

5TBという容量は、写真や動画を大量に保存するユーザーにとって大きな意味を持ちます。スマートフォンで撮影した高解像度の写真(約5MB/枚)であれば約100万枚、4K動画(約1GB/分)であれば約85時間分を保存できる計算です。

Googleはこれまでも定期的にGoogle Oneのストレージプランを改訂してきましたが、価格を変えずに容量を2倍以上に引き上げるケースは珍しく、既存ユーザーにとって実質的な値下げとなります。

3サービスのストレージを一括管理

5TBのストレージは、Googleの主要サービスで共通して使用されます。対象となるのはGmail・Google Drive・Google Photosの3つで、それぞれに割り当てを決める必要はなく、合計5TBを自由に使い分けられます。

Gmailの添付ファイルや受信メール、Driveに保存したドキュメントや動画、Photosにバックアップした写真や動画——これらすべての合算が5TB以内であれば追加費用は発生しません。

複数のデバイスで撮影した写真を自動バックアップしながら、仕事用のファイルも同時にクラウドに置いておきたいというユーザーにとって、一元管理できる点は実用的です。

上位・下位プランとの住み分け

今回の変更を踏まえた各プランの位置づけは以下の通りです。

  • AI Plus($7.99/月)——200GBのストレージ付き。ライトユーザー向けの入門プラン
  • AI Pro($19.99/月)——5TB(今回拡張)。写真・動画を多く扱う一般ユーザー向け
  • AI Ultra($249.99/月)——30TBの大容量。ヘビーユーザーやクリエイター向け

AI Proの5TBは、AI Plusの25倍に相当します。月額の差は$12であることを考えると、ストレージが不足しがちなユーザーにとってAI Proへのアップグレードは費用対効果が高い選択肢となります。

一方、AI Ultraは30TBという桁違いの容量を持ち、4K・8K映像の編集作業や大規模なデータ管理が必要なプロ向けのプランとして棲み分けが明確になっています。

まとめ

Google AI Proのストレージ拡張は、月額$19.99を支払い続けているユーザーへの実質的なプレゼントといえます。価格そのままで容量が2.5倍になることで、iCloudやMicrosoft 365など競合するクラウドストレージサービスとの比較においても競争力が高まります。AIアシスタント機能と大容量ストレージをセットで提供するGoogleの戦略は、日常的にスマートフォンで写真・動画を撮影するユーザー層の取り込みを一段と加速させそうです。

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