ChatGPT 広告テスト開始
OpenAI は、対話型 AI「ChatGPT」に広告を表示するテストを開始すると発表しました。対象は無料ユーザーと低価格プランの「ChatGPT Go」で、有料プランには広告は表示されません。広告収益を活用し、より多くの人が AI を使える環境を広げる狙いがあります。
この方針は、OpenAI が公開した「広告と ChatGPT へのアクセス拡大に対する取り組み」の中で明らかにされました。
【出典元】広告と ChatGPT へのアクセス拡大に対する OpenAI の取り組み
広告導入の背景にあるOpenAIの考え
OpenAI はこれまで、「誰でも AI を使える社会」を目標にサービスを提供してきました。一方で、AI の開発や運用には大きなコストがかかります。
そこで OpenAI は、次のような目的を支える手段として広告を位置づけています。
- 無料版 ChatGPT の提供を続ける
- 低価格プランを維持する
- 世界中のより多くの人に AI を届ける
単なる収益化ではなく、AI へのアクセス拡大が主な目的である点を強調しています。
広告が表示されるユーザーと表示されないプラン
広告が表示されるユーザー
- ChatGPT 無料版ユーザー
- ChatGPT Go ユーザー
広告が表示されないユーザー
- ChatGPT Plus
- ChatGPT Pro
- ChatGPT Business
- ChatGPT Enterprise
有料プランでは、これまで通り広告なしの体験が維持されます。
ChatGPTの回答と広告は完全に分離
広告導入にあたり、OpenAI が最も重視しているのが回答の中立性です。
公式発表では、次の点が明言されています。
- 広告は ChatGPT の回答内容に影響しない
- 回答とは別枠で表示される
- 広告主が回答を操作することはない
広告が表示されても、AI の判断や返答が変わることはありません。
プライバシーへの配慮も明確に
広告と聞いて不安を感じるユーザーに向けて、OpenAI はプライバシー面の方針も示しています。
- ユーザーの会話内容を広告主に販売しない
- 会話そのものを広告ターゲティングに使わない
また、ユーザーはパーソナライズ広告のオン・オフを選択でき、不要な広告は非表示にすることも可能です。
広告表示に関するルールと制限
広告は無制限に表示されるわけではありません。OpenAI は次のような制限を設けています。
- 18歳未満のユーザーには広告を表示しない
- 健康、メンタルヘルス、政治などの敏感な分野では広告を出さない
- 「なぜこの広告が表示されたか」を確認できる
ユーザー体験を損なわないことが最優先されています。
今後の展望
OpenAI は今後、対話型 AI の特性を活かした役に立つ広告体験を模索していくとしています。 広告収益を活用することで、より多くの人が AI に触れ、学び、活用できる環境を整えていく考えです。
まとめ
OpenAI の広告テスト導入は、AI を広く届けるための新たな取り組みです。回答の中立性やプライバシーを守りながら、無料ユーザーでも ChatGPT を使い続けられる環境づくりを進めています。
ChatGPT に広告がどのような形で組み込まれていくのか。今後の動きに注目が集まりそうです。