Anthropic、今秋東京にアジア初の拠点を開設へ

生成AI開発で注目を集める米企業Anthropic(アンソロピック)は、2025年秋に東京にアジア・太平洋地域で初となるオフィスを開設すると発表した。日本での本格的な事業展開に向けた重要なステップであり、今後のアジア市場進出の起点となる見通しだ。
この発表に伴い、Anthropicは元Snowflake Japan代表の東條英俊氏を日本責任者(Head of Japan)に任命。国内での営業、カスタマーサクセス、エンジニアリングなどの分野で採用活動も開始しており、東京拠点を中核とした体制構築を急ぐ。
同社のAIアシスタント「Claude」は、すでに楽天グループ、野村総合研究所、パナソニックなどの日本企業で活用が進んでいる。Anthropicは、これら企業との連携をさらに強化し、責任あるAI技術の社会実装を推進する方針だ。
Anthropicは2021年に設立されたAIスタートアップで、安全性と透明性に重点を置いたAI開発で知られる。今回の東京拠点設立は、グローバル展開の一環であり、今後のアジア戦略において重要な布石となる。
出典:https://www.anthropic.com/news/head-of-japan-hiring-plans