生成AI検索利用率が37%に
サイバーエージェントのGEOラボが2026年2月に実施した調査で、生成AIを検索手段として使う人の割合が37.0%に達したことがわかりました。2025年5月の21.3%から約10ヶ月で15ポイント以上増加しており、生成AIが日常的な「調べもの手段」として急速に浸透しています。
【出典元】サイバーエージェント GEOラボ、生成AIのユーザー利用実態調査を実施
検索手段としての生成AI利用率、9ヶ月で15ポイント増
今回の調査は、全国10〜60代の9,278名を対象に2026年2月に実施されたもので、同ラボによる第三弾の継続調査です。
生成AIを検索に使う人の割合は以下のように増加しています。
| 調査時期 | 利用率 |
|---|---|
| 2025年5月 | 21.3% |
| 2025年10月 | 31.1% |
| 2026年2月 | 37.0% |
前回調査(2025年10月)から5.9ポイント上昇しており、増加ペースが続いています。
20代は初めて50%超え、40〜50代の伸びも目立つ
世代別に見ると、若年層だけでなく中高年層での伸びも顕著です。
- 50代:前回比 +7.7ポイント(最大の伸び)
- 40代:前回比 +6.7ポイント
- 20代:前回比 +6.6ポイント/初めて50%を突破
20代の過半数がすでに生成AIを検索に活用している一方、40〜50代の利用拡大が全体の利用率を押し上げている構図です。
下記記事先にてご紹介している調査結果においても、15〜24歳の約8割がすでに生成AIを利用していることも判明しています。
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GeminiがChatGPTを上回る伸び、10代では+8.2ポイント
サービス別の利用率では、ChatGPT(29.1%)が引き続きトップを維持しています。一方、Gemini(15.6%)は前回比+5.2ポイントと、ChatGPTの+3.6ポイントを上回る伸びを記録しました。
特に10代でのGeminiの伸びは+8.2ポイントと大幅で、若年層への浸透が加速しています。
また、Google検索の「AIモード」利用率は全体で21.0%、10代では33.5%に達しており、Gemini単体の利用率をすでに上回っています。スマートフォンでGoogle検索を使う流れの中で、AIモードが自然に使われるようになっていることがうかがえます。
「AIにすすめられて買った」が約半数に
生成AI利用が検索にとどまらず、購買行動にまで影響していることも明らかになりました。
- AIの回答内URLをクリックした:54.4%
- さらに詳しく検索した:69.0%
- AIにすすめられたことがきっかけで購入・利用した:47.5%
約半数のユーザーが、AIの推薦をきっかけに実際の購買・利用行動に至っており、生成AIが消費行動に与える影響は無視できない水準になっています。
下記記事先の調査結果でも、AIに提案されて購入した割合が増えていることが判明しています。
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比較・検討での活用も増加中
生成AIの使われ方として、日常的な調べものだけでなく、商品やサービスの比較・検討場面での活用も広がっています。
- 日常検索での利用:17.5%(前回11.3%→6.2ポイント増)
- 商品の価格・特徴の比較:9.8%
- 旅行施設の比較:9.5%
購入前の情報収集フェーズで生成AIが使われるケースが増えており、企業にとってはAI上での情報露出が新たな集客経路になりつつあります。
まとめ
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 生成AI検索利用率(全体) | 37.0% |
| 20代の利用率 | 50%超 |
| AIすすめで購入経験あり | 47.5% |
| Googleの「AIモード」利用率(10代) | 33.5% |
生成AIは「試しに使うもの」から「日常的に使う検索手段」へと変わりつつあります。特に購買行動との連動が明確になってきた今、企業がAI上でどう情報を露出させるかが、今後のマーケティング戦略の重要な論点になりそうです。