AhrefsのAIマーケター「Agent A」登場

AhrefsのAIマーケター

Ahrefsは2026年4月16日、SEOデータを搭載したAIマーケティングエージェント「Agent A」の提供を開始しました。
自然言語で話しかけるだけで、キーワード調査・競合分析・コンテンツ作成といった業務を自動化するオリジナルのアプリやダッシュボードを構築できます。170兆ページ超のウェブデータを持つAhrefsが、その全データをAIエージェントに開放した形です。

【出典元】Agent A by Ahrefs — The AI Marketing Agent Powered by Ahrefs Data

会話だけで独自アプリを構築

Agent Aの最大の特徴は、プログラミングの知識がなくても自分専用のマーケティングアプリを作れる点です。「競合の被リンクを毎週モニタリングするダッシュボードが欲しい」「コンテンツブリーフを自動作成するツールを作りたい」といった指示を自然言語で伝えるだけで、Ahrefsのデータを組み込んだ独自のアプリが生成されます。

作成したアプリは繰り返し実行するワークフローとして保存でき、設定すれば完全自動で定期実行することも可能です。

自動化できるSEO業務は10種類

Agent Aが対応している業務を整理すると以下の通りです。

カテゴリ業務内容
コンテンツコンテンツカレンダー自動生成、コンテンツブリーフ作成
キーワードキーワードカニバリゼーション検出、SERP変動分析
被リンク競合バックリンク分析、リンク構築戦略の立案
技術SEOテクニカルSEO定期監査レポート
ブランド未リンクブランドメンション発見、ブランド言及モニタリング
AI検索対策AI検索エンジンでの露出度追跡

これらは単発の分析だけでなく、定期レポートとして自動配信する設定もできます。

170兆ページのデータが強み

他のAIマーケティングツールと大きく異なる点は、Ahrefsが14年かけて構築した独自データをフルに使える点です。

  • 170兆ページ超のウェブインデックス
  • 419億キーワードの検索データ
  • 3.5兆件の外部バックリンクデータ

一般的なAIツールはWebを横断して情報を集めますが、Agent Aはこのデータベースに直接アクセスするため、精度と速度が大きく異なります。またAIモデルはClaude・ChatGPT・DeepSeekなど複数を搭載しており、用途に応じて使い分けられます。

月99ドルで主要ツールと連携

料金は月額99ドル(約1万5,000円)の1プランのみで、ユーザー数は無制限です。AIクレジットも含まれており、追加課金なしで使い始められます。

連携できる外部ツールは以下の通りです。

カテゴリ対応ツール
分析・広告Google Analytics、Google Search Console、Google Ads、Meta Ads
マーケティングHubSpot、WordPress、Shopify、Mailchimp
プロジェクト管理Notion、Airtable、Linear、Slack
その他GitHub、Semrush、Apify

既存ツールにそのまま結果を書き出せるため、ツールを追加するというより「既存ツールを賢くする」感覚で導入できます。

まとめ

Agent Aは、Ahrefsの膨大なSEOデータとAI技術を組み合わせ、マーケターが手作業で行っていた調査・分析・レポート業務を自動化するエージェントです。特にコードを書かずにカスタムアプリを作れる点と、170兆ページのデータへのアクセスが他のAIツールとの大きな違いです。

月99ドルでユーザー数無制限・主要ツールとの連携が揃っており、SEOやコンテンツマーケティングを担当するチームであればコストパフォーマンスは十分といえます。ただし現時点では英語中心のインターフェースと機能が多く、日本語コンテンツへの対応は今後の拡充が期待されます。

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